
主催者挨拶
司会(井上)では、早速でございますが、開会に先立ちまして、私ども財団法人港湾空間高度化センター理事長代行石渡より一言ごあいさつをいただきたく思います。では、石渡を御紹介いたします。
石渡(財団法人港湾空間高度化センター理事長代行)ただいま御紹介がありました石渡です。きょう、お忙しいところ皆さんお集まりいただいて、どうもありがとうございました。
このシンポジウムは実は2年前から、今井上の方から話がありましたとおり、国際交流の事業を高度化センターとして始めました。2年前の今を見ますと、1月の27日にこれに類する国際シンポジウムを国際会議場でやることを実は計画し、御案内したんですけれど、たまたま1月17日に震災がありました。それで取りやめた経緯があります。もしそれをやっていれば2回目のシンポジウムになったんですけれども、そういうわけで、今回神戸で初めて開かせていただきました。
その震災後、私、この神戸を見せていただいたとき、とても2年後にこのような立派な会場でもってシンポジウムが開けるとは全く思ってなかった。それが地元の人たちの熱意と努力でもってこんな立派な復興ができたというのにびっくりしております。
なお、国際関係のシンポジウム、あるいは国際関係の事業を高度化センターがやってきたという理由を考えますと、1つは、我々高度化センターが10年前に設立して以降、いろいろ日本全国でウォーターフロント開発の計画の立案に携わってきました。そういう意味でもって、ただ日本の中だけでは我々、ある程度のアイデア、イメージが限界に来たと。ぜひとも世界各地のウォーターフロントの情勢を我々知らなきゃならない。それを知って、日本に少しでも計画に移せるということで、国際交流を始めた。これが1つです。
もう1つは、せっかく我々こういうふうな機会ですから、世界の各国から人をお招きして、その方たちと、それ以降については情報の交換をしたいと、そういうふうな2つの意味でもって国際交流事業を始めております。ことしが3年目になります。
今回、そういうことでもって我々国際シンポジウムを計画したときに、どういうふうな視点でやったかといいますと、1つはウォーターフロントにかかわる事業主体というのは、いろいろな面のいろいろな機関の方がやっている。そこで、今回はなるだけいろんな事業主体の方を選ぼうということで、まず1つは、オスロから市役所の方に来ていただいた。それから2番目には、トロントから、実はこれトラストといいますから比較的難しいんですが、公益的な調整機関の方に来てもらった。それから3番目には、実はダーリングハーバーのオーソリティーというんですが、日本流で言ったら公社がと思います。ウォーターフロント開発の責任を持っている公社の方にお1人来ていただいた。そして最後には、株
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